WHO(世界保健機関)は26日、南アフリカなどで確認されている新型コロナウイルスの変異株を、警戒レベルが最も高い「懸念される変異株」に指定し、オミクロン株と名付けた。
ギリシャ文字のアルファベットからオミクロン株と名付けられた変異株の特徴は、細胞への侵入がしやすく、免疫を回避したり、感染力が強い可能性があるとみられている。
デルタ株などに比べて、再感染するリスクが高いと指摘されていて、南アフリカで77例、隣国のボツワナで4例、香港で2例が確認されているほか、26日にはヨーロッパで初めてとなる感染者がベルギーで確認された。
こうした事態を受け、ヨーロッパ各国やオーストラリア、フィリピンなどが、南アフリカと周辺国からの入国制限を始めている。
また、アメリカも「予防的措置」として、29日から南アフリカなど8カ国からの渡航を制限すると発表している。
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