“ポスト菅争い”衆院選に影響は… 任期満了迫るなか新潟県内でも与野党の動き加速 (21/09/06 19:00)

【菅首相】
「自民党総裁選挙には出馬しない、そうしたことを申し上げました」

3日、菅首相が突如表明した総裁選への不出馬。

これにより、“ポスト菅”をめぐる動きは一気に加速しています。

【自民党県連会長 高鳥修一 衆院議員】
「いわゆる、この今の総裁選の流れをつくることができたというのは、ご理解・ご協力をいただいた皆さんのご支援の賜物と感謝いたします」

4日、新潟県上越市の街頭に立っていたのは、自民党県連会長の高鳥修一衆院議員です。

“菅下ろし”への布石となったのか…。高鳥会長などは8月、総裁選を衆院選前に行うよう党本部に要請していました。

菅首相が出馬しないことで総裁選へ候補者乱立の様相も呈するなか、高鳥会長が口にしたのは前総務大臣の高市早苗さんです。

【自民党県連会長 高鳥修一 衆院議員】
「確固とした保守思想を持っていること。2つ目が積極財政派であること。3つ目が女性であること。この3つの条件を満たしているのは高市早苗さんしかいない」

高市さんの総務大臣時代に大臣政務官を務めていたのが、新潟3区の斎藤洋明衆院議員です。

【新潟3区・自民党 斎藤洋明 衆院議員】
「高市さんの政策に強い共感を覚えていたことは事実としてある」

一方で、同じ派閥で2連ポスターを使っている河野太郎行政改革担当大臣が出馬の意向を固めたことで、困惑した様子も…

【新潟3区・自民党 斎藤洋明 衆院議員】
「やっぱり河野さんみたいな突破力のある人と自民党の改革をやっていきたいので、そういう思いは強く持っている」

雨の中、現政権の評価を聞いて回っていたのが、菅内閣で外務副大臣を務めている新潟2区の鷲尾英一郎衆院議員です。

【新潟2区・自民党 鷲尾英一郎 衆院議員】
「菅首相がやってきたことは私は間違いではないと思うので、それを引き継いでやっていただける方が望ましい」

細田健一衆院議員との公認問題が残るなか、情勢を見極める考えです。

すでに出馬を表明している候補予定者も、衆院選の流れを変える総裁選の行方を注視していました。

【新潟1区から出馬予定 塚田一郎 前参院議員】
「支持率がどうこうというよりも、何をやるべきかを総裁選を経て、国民に示していく必要がある」

去年8月に安倍前首相が辞任を表明し、1年で再び総裁が変わることになる自民党。

【立憲民主党 森裕子 参院議員】
「政治の使命は国民の命と暮らしを守ること。いったい何をやっているんだろう」

4日、支部の常任幹事会を開き、自民党への批判を強めていたのが、来年夏の参院選への出馬を表明した立憲民主党の森裕子参院議員です。

【立憲民主党 森裕子 参院議員】
「国民に寄り添わない。この事実は変わりませんので、私たちもそういう政治を変えるんだということをさらにしっかりと訴えていきたい」

新潟4区の菊田真紀子衆院議員も“選挙の顔”ではなく、党の体質について徹底的に言及する考えです。

【新潟4区・立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】
「顔だけ変えても、自民党の今の体質そのもの無責任ぶりは変わらないと思うので、こちらは淡々と粛々とやっていきたい。特に変更することはない」

ポスト菅をめぐる争いが加速するなか、いったい誰が総理総裁の座につくのか…

自民党の総裁選は9月17日に告示、29日に投開票される予定です。

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