「貧乏はウイルス」 暗号資産“投資”を無許可で勧誘 男女7人逮捕

 全国でセミナーを開き「貧乏はウイルス」などとうたって、暗号資産の売買への投資を無許可で勧誘したとして、男女7人が逮捕されました。警視庁は、およそ650億円相当を違法に集めらていたとみています。

 逮捕されたのは、会社役員の玉井暁容疑者(53)ら7人です。玉井容疑者らは去年、6人の男女に「暗号資産の投資で元本が3倍になる」などと無登録で投資を募り、1700万円相当のビットコインを集めた疑いがもたれています。玉井容疑者らは海外の「ジュビリーエース」という会社がおこなっているAIを使った暗号資産の売買投資で、「毎月9000万円稼いでいる」などと宣伝していました。

玉井容疑者 去年8月
 「貧乏も実はウイルスなんです。僕、今ジュビリーエースに入れてる金額発表します。6億円です。僕6億円いれてるんです。6億をロボットに増やしてもらっているんです。月15%」

 玉井容疑者らは全国各地で開いたこうしたセミナーを通じ、650億円相当のビットコインを違法に集めたとみられています。友人の勧めで、およそ250万円を投資したというこの男性。しかし、一切金は返ってこなかったといいます。

ジュビリーエースに投資した人
 「総額で250万ほど突っ込んだ。結局、返金はできずじまいで、一切換金できていません」

 また、別の男性は、「ジュビリーエース」に一旦110万円を投資したあと、さらに別のシステムを勧められ、あわせて230万円を投資しましたが、こちらも配当はほぼゼロだったということです。

別のシステムにも投資した男性
 「『ジュビリーエース』が出金停止になるので、その分を還元したいと(勧められた)」

 警視庁によりますと、「ジュビリーエース」が関連するグループは去年11月以降、配当が停止しているということで、警視庁が運用の実態など捜査しています。(10日15:42)

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