「抗体カクテル療法」コロナ予防薬としての投与を了承 国内初

新型コロナの「抗体カクテル療法」に使う治療薬について厚生労働省の専門部会は、濃厚接触者らへの予防薬として使用することを了承しました。コロナの予防薬は国内で初めてです。

 「抗体カクテル療法」に使う治療薬「ロナプリーブ」は現在、軽症患者などに対し、重症化を防ぐために使用されています。この薬について、厚労省は専門家による部会を開き、基礎疾患を持つ濃厚接触者らに対して発症予防のために使用することを了承しました。近く正式に承認される予定で、コロナの予防薬は国内で初めてとなります。

 海外の治験では、家庭内で濃厚接触者となった人が発症するリスクを8割程度抑えることが出来たということです。点滴のほか、短時間で薬の投与ができる皮下注射での投与も認められました。(05日00:48)
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