東京株式市場の日経平均株価が大幅に下落し、3万円の大台を割り込みました。中国の不動産大手「恒大集団」の経営悪化の懸念から売りが広がっています。
(経済部・進藤潤耶記者報告)
先週末には3万500円で終えた株価ですが、21日はあっという間に値を下げました。その要因としては、中国経済を牽引(けんいん)してきた不動産大手・恒大集団の経営悪化への懸念です。
恒大集団の30兆円を超える過剰な債務と資金繰りへの不安から、20日の香港市場の急落に続いてニューヨークでは一時1000ドル近く下落しました。
東京株式市場もこの流れを受けて、投資家がリスク回避の動きを強めています。
SMBC日興証券投資情報部・太田千尋部長:「(世界経済への影響は)現状では非常に限定的であろうと想定している。どこまで影響が波及するのかということは、まだまだ不明なところが多い。不明なところが多いところをマーケットは非常に懸念している」
午前の取り引きは、3万円を割り込んだままで終えています。
「リーマンショックの再来か」という声も出ていますが、今のところ、市場関係者は「中国政府の対応にもよるが、一過性のものと受け止められそうだ」と話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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