86歳、39度でも入院できず 病床ひっ迫で搬送が困難に【Nスタ】

新型コロナウイルスについて、東京で11日に新たに確認された感染者は1219人でした。感染拡大が止まらないなか、救急搬送された患者が病院側に受け入れを断られるケースが急増していることがわかりました。

「病院が混み合っているので、搬送するにしても3時間くらいかかると言われた」(86歳の父親を持つ横浜市の女性)

こう話すのは、86歳の父親を持つ横浜市の女性です。がんや糖尿病を患っている父親が、突然、全身の震えを訴えたのは10日夕方のことでした。

救急車を呼ぼうと119番しましたが、搬送を断られたといいます。

「悪化しなければ連れて行けないと言われたので、悪化するまで待つということですかと。今の段階では搬送できませんということで、再びまた熱が上がってくるなどしたら、もう一回電話をかけて呼んでくださいと」(86歳の父親を持つ横浜市の女性)

その後、熱が上がったため、1時間後に再び119番通報すると・・・。

「39度4分(まで)熱が上がっていて、(搬送前に)救急隊の方がいろいろと掛け合ってくださっていたんだと思います」(86歳の父親を持つ横浜市の女性)

ようやく救急車が到着し、病院へ搬送。しかし、コロナの疑いもあったものの、PCR検査を受けることもなく自宅に帰されたといいます。

「重症化リスクがある高齢者が すでに入院できないということは、その他の若年層や中年層はもちろん入院できないわけですよね」(86歳の父親を持つ横浜市の女性)

このような搬送先が見つからない事例は急激に増えています。総務省消防庁によりますと、救急患者の搬送先が決まるまで病院への照会が4か所以上あった、いわゆる「搬送が困難な事例」が、1か月前に比べて55%増えたことがわかりました。

横浜市で救命救急にあたる医師は・・・。

「重症度と緊急度に応じて、順位付けをせざるを得ない。今、治療が必要な方はコロナであろうが、コロナでなかろうが、しっかり治療をしていく。ただ軽症の方に関しては、今までのように全例入院するベッドはなくなってきている。自宅でしっかり静養していただく。より緊急の治療が必要な方に対する医療をしっかり提供していくということは、今までどおりの方向性で続けていきたい」(横浜市立大学 高度救命救急センター 竹内一郎医師)

(Nスタ 2021年1月11日放送)

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