コートジボワールの最大都市アビジャンで6日に起きた日本大使公邸襲撃事件で、仏国防省は7日、駐留仏軍部隊による岡村善文大使救出作戦の詳細を明らかにするとともに、作戦時のビデオ映像を公開した。AFP通信が仏軍当局者の話として伝えたところでは、救出作戦は大きな戦闘もなく1時間以内で終了したという。
公開された映像には、仏兵士がヘリコプターからロープで大使公邸に降下し、着陸したヘリに岡村大使らが乗り込む様子が写っている。大使にけがはないもようで「仏部隊によって救出された。感謝している」などと話した。
仏軍によれば、バグボ大統領派とみられる武装集団が公邸を占拠し、建物屋上から迫撃砲やロケット弾を近くにある外国公館などに向け発射。仏部隊は国連の要請を受けて救出作戦を実施した。大使と一緒に救出されたスタッフ7人のうち1人は負傷しており、仏軍キャンプで手当てを受けたという。【仏国防省提供】
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