ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は露軍の攻撃が続く東部ハルキウ(ハリコフ)の前線部隊を訪れた。大統領府が29日、発表した。ロイター通信によれば、ゼレンスキー氏の訪問は同日。2月24日の露軍の侵攻開始以降、公式に首都キーウ(キエフ)など首都圏の外に出たのは初めて。
ゼレンスキー氏は現地で「諸君はわれわれ国民全員と国に命をささげてくれている」などと述べ、防衛活動に努める軍と兵士に謝意を示し、激励した。
東部ルガンスク州のガイダイ知事は29日、同州内でウクライナ側の事実上の最終拠点となっているセベロドネツク周辺の一部から露軍を後退させたと発表。また、28日までに同市郊外のホテルを占拠した露軍部隊もウクライナ軍の攻撃で孤立化していると明らかにした。ただ、全体として同市をめぐる攻防は兵力に勝る露軍の優勢が強まっているとされ、ウクライナ側は「状況は厳しい」との見方を崩していない。
米シンクタンク「戦争研究所」は28日、同市を陥落させた場合、「ルガンスク州全域を制圧した」と宣言できる政治的利益を露軍は得られるものの、露軍の攻撃で都市機能は失われており、軍事的・経済的利益は得られない-と指摘した。
一方、プーチン露大統領は28日、契約軍人が最初に契約を結ぶ際の年齢上限を撤廃する法改正に署名し、成立させた。従来は露国民は18~40歳、外国人は18~30歳までとされていた。
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