モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの一部に異物が混入していた問題で、関西では接種を延期するケースも出ています。
モデルナ製のワクチンをめぐっては、8月中旬以降に全国8か所の会場で異物の混入が見つかりました。厚生労働省の幹部によりますと、混入した異物は金属片の可能性があるということで、同じ工程で製造された163万回分のワクチンの接種を見合わせています。
京都府亀岡市の大規模接種会場では、使用見合わせを決めたロット番号のワクチンをすでに922人に接種していました。8月28日以降も同じロット番号のワクチンを使う予定だったため、府は国に対して代わりのワクチンを調達するよう要請していました。
(京都府 西脇隆俊知事 8月27日午前11時すぎ)
「明日(8月28日)からの分については、サンガスタジアムは配送の時間も考えるとだんだんタイムリミットが迫ってきていますが、きょう中には(接種予定者に)ご連絡できるように」
そうした中、厚労省から代替ワクチン提供の連絡があり、28日からの接種は予定通り行うということです。
一方、大阪府高槻市にある大阪医科薬科大学では、近隣地域の介護・福祉関係者や学校の教職員などいわゆる「エッセンシャルワーカー」を対象に接種を進めてきました。しかし、使用を見合わせたロット番号のワクチンしか手元にないため、8月30日からの接種を急遽延期することを決めました。
この問題をめぐり、モデルナ製ワクチンの製造工程の一部を担うスペインの製薬会社は、8月26日、異物混入について「自社の生産ラインに起因している可能性がある」と明らかにしました。この会社では薬品を瓶などに詰める工程を担当しているということです。
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