少年「いじめの腹いせにやった」 小4男児切りつけ事件 藤枝市

6月19日、藤枝市で小学4年生の男の子が18歳の少年に切りつけられた事件で、少年は動機について「いじめられた腹いせにやった。学校が無くなればいいと思った」などと話していることがわかりました。
 19日午後4時前、藤枝市立高洲南小学校の近くで下校中の小学4年生の男の子(9)が刃物などを持った男に襲われました。男の子は頭に20cmほどの切り傷を負ったほか、頭の骨を折る重傷を負いました。
 その後、男の子が通う現場近くの高洲南小学校から、「不審な男を取り押さえている」との通報があり、警察は小学校に不法に侵入した疑いで藤枝市内の18歳の少年を現行犯逮捕しました。関係者によりますと下校中の他の児童たちが学校に逃げ込み、追いかけてきた少年が校門から入ってきたところを教員数人で取り押さえたということです。
 捜査関係者によりますと逮捕された18歳の少年は男の子を切りつけたことへの関与をほのめかしていて、「小中高といじめられた腹いせにやった」「学校が無くなればいいと思った」といった趣旨の供述をしているということです。また、現場の状況から少年は、自分の家から近い場所で持っていた刃物とハンマーで男の子を襲ったとみられ、警察が殺人未遂の容疑でも捜査を進めています。
 事件を受けて藤枝市は、20日、臨時の校長会を開き今後の対応を検討しました。
 事件のあった小学校では20日朝の登校から見守りの人数を増やしたほか、県警も20日の下校時間から県下一斉で見守り活動の人員を増員していて、凄惨な事件を繰り返さないための動きが出始めています。

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