「アベノマスク」、8000万枚を配布へ。一体、何が起きているのでしょうか。
野党から批判の声が上がりました。
立憲民主党・川内博史議員:「こんな税金の無駄遣い聞いたことない。誰も使わないものを一生懸命配っている」
安倍政権肝煎り(きもいり)の“布マスク”の配布。先月、全世帯向けのマスク配布が終わったのですが、今後、8000万枚を介護施設や保育所などへ配布するというのです。
無所属・柚木道義議員:「今、現場は布マスクを全く求めていません。むしろ手間なんです。不織布のがあるから、そっちで皆やっているわけです。大きさも合わないし」
しかし、政府は・・・。
菅官房長官:「高齢者などは重症化するリスクが高いと言われるなかで、今後の感染拡大の備えという観点から重点的に対策が求められております。その継続配布は有意義であるというふうに考えます」
総額約466億円の予算で始まった全世帯向けの布マスク、通称「アベノマスク」の配布。それとは別に介護施設向けなどへの配布は約504億円の予算で3月下旬から始まっていました。厚生労働省によりますと、介護施設や保育所など向けの布マスク配布は4月に2000万枚、6月に4000万枚、そして、7月に8000万枚と計1億4000万枚を配布する計画で新たな追加分ではないといいます。
ただ、布マスク配布に現場は困惑しています。「布マスクは使わない」と話すのは都内の介護付きホームです。
介護付きホーム杜の癒しハウス文京関口・柳沼亮一施設長:「布マスクとか、利用者さんが外に行って使う時って病院に行って帰ってきたら捨てたいというのがあるし、清潔を保ちたいので毎回、皆さんのマスクを取って洗って取って洗ってってできるかというと、現実的にちょっと・・・。できたら必要なプラスチックグローブ、別のものにお金を使って頂けると」
厚労省はこの8000万枚については今月中に配り始めたいとしていて、今回、配布する分で終了予定だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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