クルスクに数千人の北朝鮮軍…元朝鮮労働党幹部が分析 北朝鮮“派兵部隊”の正体は【報道ステーション】(2024年10月30日)

北朝鮮のまた不穏な動きが明らかになりました。

■“ICBM発射”“核実験”間近か

韓国国会情報委員会 イ・ソングォン議員
「地名を明示することはできないが、特定地域にTELが配置されている状況なので、大気圏再突入のためのICBM技術の検証発射が行われる可能性がある」

準備が整っているのは、ICBMだけではありません。

韓国国会情報委員会 パク・ソンウォン議員
「7回目の核実験の可能性も排除できない。現在、北朝鮮の核実験場、豊渓里の内部準備は、ほぼ終わったものとみられる」

そんな状況下で、さらに、北朝鮮外交のキーマン・崔善姫(チェ・ソンヒ)外相によるロシア訪問です。

奇しくもロシアでは、陸海空による大規模な戦略核の発射実験が行われました。

あわただしくなる北朝鮮とロシアの動き。両者の関係は、より密接になっています。

■クルスクに数千人の北朝鮮軍

こうしたなか、ウクライナ政府が動画を公開。ロシアに派兵されている北朝鮮軍の最新映像と説明しています。

アメリカ国防総省 ライダー報道官
「北朝鮮兵士の一部は、ウクライナとの国境に近いロシアのクルスク州に移動している。その数は数千人で、その一部がすでに現地に滞在している」

「すでにウクライナ領内に入った」「初の戦闘で北朝鮮兵は1人以外全員死んだ」といった情報筋の話もあります。

極東ロシアで訓練もしたという特殊部隊。

■元朝鮮労働党幹部が分析

その素性を、かつて特殊部隊に所属し、脱北した労働党幹部は、このようにみています。

北朝鮮特殊部隊出身・脱北した元朝鮮労働党幹部
「“北朝鮮の軍事建設局傘下の工兵”ではないかと思います。工兵たちが入るということは、まずロシアが地域で陣地の復旧作業、軍事関連のものを建設するために行ったのではないでしょうか」

特殊部隊の戦闘員とは違うのではないかと疑問を呈しました。体格が小さく、年齢も若いというのがその理由です。

ただ、派兵自体に対する見返りは、すでに行われているとしています。

北朝鮮特殊部隊出身・脱北した元朝鮮労働党幹部
「ロシアから北朝鮮に旅客機12機が送られました。北朝鮮空軍大学の卒業生がロシアで『Su-35戦闘機』の飛行訓練もしています」

今後、両国の軍事条約が発効すれば、より北朝鮮軍の派兵とロシアによる支援は増えるとみられます。
ウクライナでの戦闘にも大きく影響してくるのは避けられそうにありません。

アメリカ・バイデン大統領
「(Q.北朝鮮への懸念は)懸念している。(Q.ウクライナは反撃すべきか)ウクライナに侵入したなら反撃すべきだ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事