北海道・江別市で20歳の男子大学生・長谷知哉さんが26日午前6時ごろ、公園で全裸の状態で遺体で発見された事件。
交際相手の女をはじめ、逮捕された複数の男女たちと何があったのか。謎は残ったままです。
事件現場周辺は人通りも少なく、街灯も少ないため夜になると真っ暗。
30日、暗闇に包まれた現場には花が手向けられていました。
これまでに逮捕されているのは6人。
長谷さんと交際をしていた八木原亜麻容疑者（20）、中学時代からの友人で江別市内のコンビニでも一緒に働くアルバイト仲間だった川村葉音容疑者（20）、17歳のアルバイト従業員の男と18歳の男子高校生、そして、18歳のアルバイト従業員と16歳の少年。6人は友人同士でした。
捜査関係者などによると、長谷さんは道外で就職も考えていたといいます。
そのため、交際期限を示した別れ話を持ち出したところ、八木原容疑者とトラブルになったとみられることが分かりました。
事件の前の日、八木原容疑者は川村容疑者に「別れ話でもめている」と連絡していたといいます。
捜査関係者によると、八木原容疑者以外の5人は、公園に来るまで一緒に行動していたことが明らかに。
川村容疑者ら5人は車で事件現場に来た可能性があり、公園付近を何度も往来する車の様子が近くの防犯カメラに映っていました。
現場周辺を取材してみると、事件の直前、25日から日付の変わる26日にかけて現場近くの防犯カメラに記録されていました。
同じ道を何度も行き来を繰り返す車。
約2分ごとに左折を繰り返しています。
さらに、この30分後にも似た車が通っていました。
周辺では、警察が防犯カメラの映像記録を回収していたといいます。
長谷さんは現場から約30km離れた千歳市の在住。
なぜ、そんな遠い場所まで来ていたのでしょうか。
八木原容疑者は「25日の夜に長谷さんと会う約束をしていて、事件前、家に2人でいた」と供述しています。
事件の直前、長谷さんは八木原容疑者の私物を自宅に届け、返却しようとしていたといいます。
警察は、長谷さんが八木原容疑者の自宅から2人で公園に向かったあとに暴行を受けた可能性があるとみて、事件の背景を慎重に調べています。
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