自民党本部前で火炎瓶投げ…車で首相官邸に突っ込み逮捕の男は犯行時“防護服”着用か 石破首相「暴力により民主主義が壊されてはいけない」

東京・千代田区の自民党本部に火炎瓶を投げ込んだ男が首相官邸に車で突っ込み、警視庁に現行犯逮捕されました。

逮捕された49歳の男は犯行の際、防護服のようなものを着ていたことが新たに分かりました。

公務執行妨害の現行犯で逮捕されたのは、埼玉・川口市の臼田敦伸容疑者(49)。

臼田容疑者は19日午前6時前、首相官邸前の防護柵に車で突っ込んだ上、発煙筒のようなものを複数投げ、警察官に取り押さえられました。

また、この直前、臼田容疑者は自民党本部に火炎瓶のようなものを4回から5回にわたり投げ込んだということです。

臼田容疑者は2010年、フジテレビの取材を受けていて、貧困問題を中心に社会活動を行っていると話していました。

臼田敦伸容疑者:
トランジスタメガホンというやつなんですけど、これを使って街頭でわーわーやるというタイプの(ことをしている)。

一方、臼田容疑者と同居する父親は「事件を起こす予兆は感じなかった」と話しています。

臼田容疑者の父親:
(Q.衆院選の時期で変わった様子は?)ないですね。おとなしくなっている状態だと思った。けさ車がなかったので仕事でも探しに行っているのかと。

捜査関係者への取材で臼田容疑者が犯行の際、全身を覆う防護服のようなものを着ていたことが新たに分かりました。

警視庁公安部の調べに対し、臼田容疑者は黙秘しているということです。

これを受け石破首相は、遊説先の鹿児島県で、「暴力により民主主義が壊されてはいけない」と述べました。

石破首相:
このような暴力で民主主義が壊されるようなことがあってはなりません。市民生活が脅かされるようなことがあってはなりません。

さらに、国民の安全と安心を守る努力を重ねると強調しました。

FNNプライムオンライン
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