自民党の総裁選は石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当大臣(63)の決選投票の末、215票を獲得した石破元幹事長が新しい総裁に選出されました。高市経済安保担当大臣は194票にとどまり、敗れました。
石破元幹事長は10月1日に臨時国会での総理大臣指名選挙を経て、102代の総理大臣に就任する見通しです。
石破元幹事長は鳥取1区選出で当選12回。自治大臣を務めた石破二朗氏を父に持つ2世議員です。
これまで防衛大臣や農林水産大臣、地方創生担当大臣などを歴任したほか、幹事長や政調会長など党の要職も務めてきました。
5回目の挑戦となる今回の総裁選を「最後の戦い」と位置付けていました。
裏金事件で高まった政治不信については当事者に加えて党全体で説明責任を果たすことの重要性を訴え、防災省の創設やアジア版NATO(北大西洋条約機構)を創設してアジアで集団安全保障体制を構築する必要性を主張しています。
石破新総裁は今月27日午後6時から会見に臨む予定で、改めて政策を訴えるほか、人事構想や解散戦略について問われる見通しです。
※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
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