青森県産米の代表的な銘柄「つがるロマン」が、店頭から姿を消すかもしれません。2024年から、「つがるロマン」の種子が、販売されなくなります。
「つがるロマン」は「コシヒカリ」の孫に当たる品種で、1997年に県の奨励品種に指定されました。
県によりますと、「つがるロマン」の栽培面積は、最盛期には県全体の56%を占めていましたが、その後は徐々に減少し、2022年は、全体の13%に当たるおよそ5000ヘクタールの栽培にとどまり、2023年はさらに減る見込みです。
「食味の良さ」が特徴ですが、暑さが厳しい年には、コメの内部にひびが入る「胴割れ」が多くみられる傾向がありました。
一方で、県などは、「はれわたり」といった胴割れしにくい品種や、「暑さに強い品種」の開発に力を入れています。
【青森県農産園芸課 大和山真一課長】
「『つがるロマン』を経て、新しい時代に入ってきたと思いますので、今度は『はれわたり』の方を力を入れて、『青森県のコメはおいしいんだ』ということを発信していきたいと思っています」
県や関係機関は、「つがるロマン」の種子の販売終了に伴い、「胴割れ」が少なく、2023年に全国デビューした「はれわたり」への切り替えを着実に進めることにしています。
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