鈴木麻友記者:「開店前のスーパーの前には、20人ほどの列ができています。ほとんどがコメを買うために並んでいます」。
全国で深刻な問題となっているコメ不足。札幌・豊平区のこちらのスーパーでも在庫が追いついていません。
キテネ食品館・中塚誠代表:「(Qコメの在庫は?)こちらになります。現状いまある在庫はこちらのみとなっています」。
5日の入荷分は28袋。「1家族1袋限り」としていますが、次から次へ飛ぶように売れていきます。
客:「孫がいるから。孫、柔道やっているので。茶碗に山盛り2杯とか食べますね」。
客:「麺類にしたり外で食べたりして、なんとかしのいでいました。1人だったらいいんですけど、家族がいるので、ちょっと5kgぐらいないと困るなと思っていたので助かりました」。
鈴木記者:「開店から30分も経たずに、30袋ほどあったコメは無くなりました」。
今月下旬には道産の新米が入荷するため、在庫を確保できる見込みですが、仕入れ値が上がっているため、販売価格を上げざるを得ない状況だといいます。
キテネ食品館・中塚誠代表:「今度の新米の価格もさらに上がって、去年10kgで買えた価格で、今年は5kgしか買えない価格設定になってくるかなという現状」。
2kg分のお米を使った巨大おにぎりでおなじみ。札幌市北区の弁当店でも、影響が出ています。
まんぞく弁当・湯浅孝臣代表:「お米屋さんの方も値上げということで、こちらの方も少し値段を改定しなければならなくなった」。
「大きくて安い」をコンセプトに掲げ、毎日160合から200合ほどのコメを炊くこちらのお店。コメの調達には問題がないということですが、卸業者から値上げの連絡がきたといいます。
湯浅代表:「1000円から1500円程度値上げになってしまう感じですね、10kgで。ボリュームを下げるわけにはいかないので、価格に転嫁しないといけなくなってきていると思います。段階的に10円、20円ずつ上がっていく感じになると思います」。
米不足と価格高騰。思い出されるのが…。
レポーター:「いまスーパーのおコメ売り場にきていますが、おコメ売り場におコメはありません」。
今から31年前の1993年。記録的な冷夏の影響でコメ不足となった「平成の米騒動」。国産米の代わりとして輸入されたタイ米に、寒天を入れて炊くとおいしくなるという話が広まり、寒天までもが品不足となる事態となりました。
現代では…。
鈴木麻友記者:「通常のコメが在庫切れとなり、代わりに売り場面積が増やされたのは、こちらのパックご飯です」。
ホームセンターに並ぶパックご飯。コメが在庫切れのため、パックご飯のコーナーを新たに作ったといいます。
客:「(普段は)パックご飯はあまり買わないが、別のお店で少し買いました。食べたことないんだけどあんまり」。
ジョイフルエーケー屯田店・清水敏弘さん:「売り上げとしては、例年の3倍は売れています。今までは、やはり男性のお客さまが多かったんですが、やはり今は女性のお客さま、男性のお客さま、特に何か誰がっていうことは何もないですね」。
こちらのホームセンターでは、パックご飯の在庫も少なくなってきているため、餅も合わせて販売しています。
ジョイフルエーケー屯田店・清水敏弘さん:「9月の中旬以降には(コメが)入荷してくる予定にはなっていますので、皆さん今の時期は慌てずに買いだめとかしないようにしていただきたい」。
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