見直しが進められている刑法の「性犯罪」に関する規定について、法務省は24日、改正内容の「試案」を示しました。強制性交罪などの構成要件をこれまでよりも具体的にしたほか、性交同意年齢を条件付きで16歳に引き上げる内容となっています。
24日に開かれた法制審議会の部会では、刑法の「性犯罪」に関する規定の見直しに向け、これまでの議論をもとに法務省がまとめた「試案」が示されました。
試案では、強制性交罪などの犯罪成立の要件について、現状の「暴行・脅迫」のほか「拒絶するいとまを与えない」、「恐怖・驚がくさせる」などあわせて8つの行為を具体的に示し、こうした行為により、被害者を「拒絶困難」にした上での性行為を、処罰の対象としています。
また、性交同意年齢については現在の13歳から条件付きで16歳に引き上げるとしています。
法制審議会の部会では、この試案をたたき台に、引き続き議論を進めていくことにしています。
(2022年10月24日放送より)
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