新型コロナウイルスの感染者との接触確認ができるアプリが19日にリリースされました。早速、アクセスしづらいという声も聞かれるなか、その効果とセキュリティーについて解説していきます。

 19日に休業要請が全面解除された東京都。しかし、19日に確認された感染者は35人とまだまだ予断を許さない状況です。そんななか、感染の再拡大を防止する鍵となり得るのが19日に厚生労働省がリリースした新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」。感染者との接触履歴をスマートフォンを通して管理するアプリです。中国など諸外国ではすでに移動履歴の記録などにアプリの活用が広まっています。
 でも、「COCOAって一体どんな仕組みなの?」「個人情報は大丈夫?」などネット上には不安の声も。そこで、このアプリの仕組みをITジャーナリスト・三上さんに解説してもらいました。カフェで談笑する男女。近い距離で会話を続けています。
 ITジャーナリスト・三上洋さん:「この2人、1メートル以内の距離で15分いました。ブルートゥースの情報がスマートフォンに記録されます。2週間、匿名化された状態で残っているんです」
 先ほどの男性に感染が判明。すると・・・。
 ITジャーナリスト・三上洋さん:「陽性になったこの人、国のシステムから処理番号が送られてきます。その処理番号をCOCOAに入力。そうすると、今まで接触した人に通知が行くという仕組みです」
 接触のあった女性に通知が届きました。
 ITジャーナリスト・三上洋さん:「COCOAの通知が来てビックリしています。つまり、彼女は2週間以内に陽性になった人と濃厚接触していたということです。しかし、誰が感染者なのかは分かりません。プライバシーに配慮した仕組みになっています」
 位置情報を取得する中国などのアプリとは違い、COCOAは個人情報保護を優先しているといいます。感染拡大防止、クラスター対策にも大活躍しそうなCOCOA。でも、ちゃんと機能させるためには大きな壁が・・・。
 接触確認アプリ有識者会議・藤田卓仙さん:「オックスフォードなどの研究では、国民の6割くらいが入れないとこういったアプリは有効に機能しないという話がありまして」
 そう、一番の壁は普及率。全国民の6割って、そんなこと可能なのでしょうか。
 ITジャーナリスト・三上洋さん:「(国民6割普及を)実現できているのはLINEぐらいです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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