北野武監督×ビートたけし主演、Amazon Original映画『Broken Rage』第81回ベネチア国際映画祭で公式上映

北野武監督、ビートたけし主演のAmazon Original映画『Broken Rage(読み:ブロークンレイジ)』が、イタリアで開催中の「第81回ベネチア国際映画祭」で現地時間6日に公式上映(アウト・オブ・コンペティション部門※特別招待作品)され、ワールドプレミアを飾った。上映後、北野監督は「ベネチア国際映画祭には何度も来ているけど、今回は、その中でもトップ3に入るほど反応が良かった」とコメントした。

 上映前のレッドカーペットでは記者たちからの熱烈な「キタノコール」に迎えられた北野監督。そして、出演者の浅野忠信と大森南朋。公式上映が行われたメイン会場のSALA GRANDEには、北野監督の新作を待ちわび たファンで1032席が埋め尽くされた。

 上映中は笑いと拍手の渦が起き、 世界中のファンが歓喜。上映後、熱狂に包まれた観客からは惜しみない拍手と歓声が送られ、スタンディングオベーションが6分を過ぎたところで北野監督は照れくさそうにそれを制止した。

 北野監督が脚本・主演を務め、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに制作。前半では、警察とヤクザの間で板ばさみなった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する、裏社会を舞台に繰り広げられる骨太のクライムアクションになっている。一方、後半は、同じ物語でありながら、前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディになっている。主人公の殺し屋・ねずみをビートたけしが演じている。

 日本の配信動画作品として初のベネチア国際映画祭への正式出品となった『Broken Rage』は、動画配信サービス「Prime Video」にて2025年に世界配信予定。

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