フランス全土で再びデモ 年金受給年齢引き上げ反対

フランスでは、年金の受給年齢の引き上げ法案に反発したデモとストライキが再び全土で行われた。

フランス全土で127万人余りが参加する抗議活動が行われ、警察とデモ隊が衝突し、催涙ガスが飛び交った。

財政赤字の回避を目的とした年金制度改革だが、2月6日に審議が始まる年金の受給開始年齢を、現在の62歳から64歳に引き上げる法案に対する国民の反発は根強く続いている。

世論調査では、36%の人が「改革の必要性を理解する」としたものの、「反対」と訴える人は65%にのぼった。

デモに参加する研究員「フランスには、すでに良い社会保障制度があるのに、政府は数々の改革でそれを崩そうとしている」

この日は鉄道や教育機関でもストライキが行われ、政府への抗議は断続的に続く見込み。

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