北朝鮮のミサイルに「抗議」 日本政府 兆候つかみ警戒(2023年7月12日)

 今回の弾道ミサイルの発射を受け日本政府は、北朝鮮に対して厳重に抗議したことを明らかにしました。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 政府は、先ほどNSC=国家安全保障会議の4大臣会合を開いて、対応を協議しました。

 松野官房長官:「このような弾道ミサイル発射は関連する安保理決議に違反するものであり、国民の安全にかかわる重大な問題です。北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に対して厳重に抗議しました」

 政府関係者は、先月下旬ごろから、ICBM級の長い射程のミサイルの発射準備がされているとの兆候をつかんでいて、警戒を強めていました。

 北朝鮮は、5月31日に軍事偵察衛星の発射に失敗しています。政府関係者は次の衛星を発射するまでにはまだまだ時間がかかるとみていて「引き締めのためにも、うってくるだろう」と分析していました。

 岸田総理大臣は、NATO首脳会議に出席するためリトアニアを訪問していて、けさ直接、松野官房長官に電話し、不測の事態に備えて万全の態勢を取ることなどを指示をしていたということです。

 岸田総理は、韓国をはじめ会議に出席している各国の首脳らと会談を予定していて、北朝鮮問題への対応についても協議したい考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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