![【最強クラス】台風10号で「特別警報」 屋久島に最接近し九州上陸へ…宮崎市では“竜巻”で4人ケガ 暴風に耐える姿が話題の“ヤッシー”にも暴風雨](http://hiroshi39jp.php.xdomain.jp/wp-content/uploads/auto-youtube/eH7RwIKlQd0_hqdefault.jpg)
過去最強クラスの台風10号。
これまでに経験したことのない災害が発生する恐れが高まっています。
撮影者が危険を感じた先に見えていたのは、竜巻らしき黒い雲の渦です。
宮崎市では竜巻とみられる突風で4人が負傷。
さらに、世界遺産の島・鹿児島県の屋久島でも風と雨が猛然と襲いかかっていました。
中心気圧は935hpa。
ノロノロ状態のまま九州南部に接近している、過去最強クラスの台風10号。
上陸を前にすでに大きな被害が出ました。
非常に強い台風10号が接近中の鹿児島県の海岸。
荒れ狂う白波が繰り返し、波消しブロックに打ち付けています。
27日から暴風が吹き荒れていた奄美大島では、倒木や家屋損壊などの被害を確認。
そして、このあと台風が接近する種子島では午前中から暴風と共に、雨が絶え間なく降り続いていました。
薩摩半島の先端・枕崎市では、過去の台風中継でも暴風を耐え忍ぶ姿が注目されてきたヤシの木、通称“ヤッシー”が激しく揺れていました。
最大瞬間風速は70メートル。
九州に接近するものとしては、過去最強クラスといわれる台風10号。
気象庁は28日、鹿児島県に暴風と波浪の特別警報を発表し、さらに薩摩地方などには高潮の特別警報も出されました。
この先、命を守るための早めの安全確保が呼びかけられた鹿児島県。
そんな鹿児島の中でも現在、台風が最も接近しているとみられるのが旅行客に人気の世界遺産の島・屋久島です。
視界を遮る横殴りの雨と、屋内からでもはっきりと聞こえる吹き荒れる嵐の音。
THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN&FORESTの支配人を務める平田勝志さんが午後3時半ごろに撮影した島内の様子。
この台風で多くのキャンセル客が出たものの、今も30人ほどの宿泊客が身を寄せていて、風雨は時間を追うごとに激しさを増しているといいます。
屋久島で暮らして17年の平田さん。
今回の台風は、これまでで最も激しいと不安を口にします。
THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN&FOREST・平田勝志さん:
午前中に一度停電がうちにもあり、ホテルとして一番危険なのはエレベーターにお客さまが閉じ込められることなので(今は)止めている。
そして鹿児島に隣接する宮崎県では、竜巻とみられる突風で大きな被害が出ました。
午後2時ごろ宮崎市佐土原町で撮影された映像では、車の窓の外には真っ黒な雲が広がり、破片のような何か大きめの物体が巻き上がる様子が見て取れます。
付近で別の視聴者が撮影した映像にも異変が。
この周辺では突風が吹いているなどの通報が続出。
突風は竜巻とみられていて、FNNのカメラには住宅などに被害が及んでいる様子が捉えられていました。
台風がもたらす発達した雨雲により発生したとみられる突風。
消防によりますと、少なくとも4人がけがをしているということです。
一方、台風10号から遠く離れた愛知・蒲郡市で発生した、家族5人が巻き込まれる土砂崩れの救出活動は夜を徹して行われました。
家族5人のうち、これまで3人が救出されましたが、うち1人は意識のない状態で発見。
残る2人の救出活動は今も続けられています。
すでに各地に、大きな被害をもたらしている台風10号。
28日午後6時現在、屋久島付近をゆっくりと北上していて、29日以降九州に上陸する見込みです。
その後も遅いスピードで週末にかけて、列島を縦断する可能性があります。
FNNプライムオンライン
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