平地気象予報士:台風6号の2日午前0時現在の雲の様子です。2日午後4時現在、沖縄本島に最も近づいていて、台風の中心は沖縄から離れていこうとしていますが、台風本体の雲は沖縄にしっかりとかかっています。
一旦 西北西に進むものの金曜日には東へ
このあとの予想進路です。台風は『大型で非常に強い勢力』を保っています。
このあと西北西に進みそうですが、予報円があまり離れておらず、ほとんど位置を変えません。そして4日金曜日からは進路を東に変えます。ノロノロと九州の南へ進みそうです。
そして7日月曜日の予報円が大きくなっています。
これには理由があります。上空の高気圧を見ますと、2日夜の高気圧の予想なんですが、台風は低気圧で、気圧が高い所には進めません。ところが5日土曜日になりますと、西日本に張り出していた高気圧が一気になくなります。
台風自体はそれ自体で動くことができません。上空の風や高気圧の縁などに沿って動くんですけれども、何もない状態になりますと、停滞したり、ゆっくりと動くような状態になったりします。その先、高気圧が強まらなければ、そのまま東に抜ける可能性がある一方で、高気圧が強まる可能性もあります。
そうなりますと、九州の南まで進んだあと、東へ進むのではなく、東シナ海や中国方向へ進むことも考えられるんですね。それで予報円が大きくなっているんです。豊﨑キャスター:高気圧次第なんですね?
平地気象予報士:
東シナ海を北上する進路をとると、長崎にかなり近づく可能性もあります。
進路次第では、風が強まったり、さらに波が高くなる恐れがありますので、今後の情報に注意してお過ごし下さい。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/639631
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