【なぜ】棚がからっぽのスーパーも 米の流通不足で価格高騰 3月に1700円が半年足らずで3000円に 背景に猛暑とインバウンド

このところ、お米の流通量が不足していて、価格が高騰しています。一体何が起きているのでしょうか。
 大阪市内にあるスーパーの米売り場では「只今、お米は入荷待ち」「1家族1本限り」といった呼びかけがされていました。

 (記者リポート)「こちらのスーパーではお米の品薄状態が続いていて、入荷状況が不安定だそうです」
 商品棚が空になっているスーパーもみられます。
 米の品薄の背景には「去年の猛暑による米の不作」と、外国人観光客の増加があるということです。
 (フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長)「インバウンド需要が非常に高まったということで、外食の方にお米が流れていってるという実情もあって全体的に市場の中で米が品薄になっている」
 実際に、急増した外国人観光客の影響で米の需要量が増えたというデータもあります。農林水産省によると、今年6月までの1年間の米の需要は、去年より1.6%増えて702万トンとなりました。
 今年の春ごろから米が徐々に品薄状態になり、現在、在庫は例年の半分ほどになりました。
 これに伴い価格も上がっています。
 (内田社長)「3月から毎月、(仕入れ値が)15%~20%あがっているような状況。3月は5kgで1700~1800円くらいで売っていたお米が3000円を超えてきています」
 先週入ってきた早場米も例年の2倍近い価格となっています。
 急激な米の高騰に消費者は頭を抱えます。
 (買い物客)「高いですね。普通のお米が買えないのでパックのご飯とかを最近買いました」
 「日ごとに値段が上がっているような感じがする。子供が食べ盛りなので、できれば安い方がありがたい」

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