7月、熊本市北区の資材置き場で車の中から女性の遺体が見つかり、元同僚の男が
女性を殺害した疑いで逮捕・送検された事件の続報です。これまで明らかになっていなかった殺害場所について、男の供述などから被害にあった女性の自宅である可能性が高いことが新たに分かりました。
この事件は7月2日、熊本市北区植木町にある資材置き場に止めてあった軽自動車の後部座席から山鹿市のアルバイト、河邉 聡美さん(58)が遺体で見つかったものです。
警察は遺体発見の前日に、山鹿市で河邉さんの首を絞めて殺害した疑いで元同僚の
山鹿市下吉田に住む小売業、園村 圭司容疑者(51)を逮捕・送検しています。
これまでに、河邉さんの自宅の玄関で、傘立てが倒れているなど争ったような跡があったことや、催涙スプレーが見つかり、園村容疑者が河邉さんに対して使用したとみられることが分かっていました。
詳しい殺害場所については、これまで明らかになっていませんでしたが、園村容疑者が「手や腕で首を絞めたことは間違いない」と供述し、さらに「河邉さんの自宅以外では首を絞めていない」と話していることなどから、河邉さんが自宅で殺害された可能性が高いことが警察への取材で新たに分かりました。
園村容疑者は「殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。
河邉さんは友人などに「園村容疑者から一方的に好意を寄せられ困っている」と
相談していたということで、警察が詳しい動機などを調べています。
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