大雨から1カ月 唐津市の被災現場に残る”爪痕” 現場から中継【佐賀県】 (23/08/10 18:40)

被災地では徐々に復旧の動きも出ていますが、多くの場所では以前として大きな爪痕が残っています。唐津市の土砂崩れが起きた現場から川野アナウンサーに伝えてもらいます。

【川野アナウンサー】
唐津市浜玉町今坂地区からお伝えします。ちょうど1カ月前、ここで大規模な土砂崩れが発生し、3人が犠牲となりました。土砂崩れは高い場所から発生し、住宅2棟を飲み込みました。住宅は押し流されるようにして屋根の部分だけが残っています。その隣にはひっくり返った乗用車。その隣には車庫の骨組みが飴のように曲がっています。
今回の土石流はこの木を挟んで二手に流れてきたということです。被災地では多くの場所が手つかずのままとなっています。

【キャスター】
大雨からの復旧復興を目指す中で、今回の台風でした。住民の方も不安だったのでは?

【川野アナウンサー】
市は“9日正午”の段階で今坂地区などに避難指示。1カ月前の大雨のときは土砂崩れの10分前だったので、かなり早い決断でした。住民側も近くの小学校に避難するなど警戒していました。
また、新たな対策も講じています。それが雨量計です。今坂地区の2カ所に、地区の要望を受けた県の土木事務所が設置しました。「1時間に20ミリ」など設定した雨量を超えると、サイレンや緊急メールで危険を知らせるということです。
台風では「1時間に15ミリ」と設定。すると一晩中サイレンが鳴ったということで、試行錯誤しながら被害を出さない取り組みが進んでいます。

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