涙を流そうとしたけれど (namida o nagasouto sitakeredo) 長谷川きよし(Kiyoshi Hasegawa)  &  DOS ORIENTALES

長谷川きよし(Vocal & Guitar)
Hugo Fattruso(Accordion)
ヤヒロ・トモヒロ(Percussion)

江古田 BUDDY 1997/10/23

Special thanks to Tetsuya Kunishige(Sound Engineer)

この曲は、前回アップロードした「大好きなあなた」と同じく、
吉行和子さんとの舞台作品「うたかた日記」のもう一つの
挿入歌として、岩松了の詩に作曲したものです。
これもストーリーの中で歌われるのですが、なんとも難解で、
正直なところ何を意味しているのか、掴めない詩でした。
それなのに、メロディーが自然に出てきて、何故か想いが込められる
不思議な世界です。

岩松作品というのは93年の「ACONTECE」に収録した「別れの言葉ほ
ど悲しくはない」、「岩かげのシルエット」も同じように、
その魅力に引き込まれるところがあります。
前にアップロードした大作「浮雲のような…」が確か岩松さんに書いて
いただいた最初の詩だと思うのですが、前にも書いたように、
「男と女が一緒に歌う曲の詩を書いて」というだけの依頼から、
初めての歌の詩を書いたとはとても思えない本当に思い切った
詩でした。受け取ったときには、どうやったら歌の形になるか、
暗中模索状態そのものでした。でも、確かに劇作家の書いた世界で、
その詩にメロディーをつけていく作業は、心躍るものがあったことを
今でもはっきり覚えています。

「涙を流そうとしたけれど」は、そんな世界を、ウルグアイを
代表する世界的なミュージシャンの、ラテン音楽とは馴染みの深い
アコーディオンで表現した歌になりました。
歌詞の内容は、うまく説明できそうもないので、
ウーゴにも伝えようがありません。それでも、ウーゴの演奏は
歌詞の世界に見事に合うものでした。
そんな曲を皆さんがどのように受け止めてくれるのか?ぼくはいつも
そんなことを言っていますが、今回もそう言わせていただきます。
楽しみにしています!感想を聞かせてください。

(長谷川きよし)

作詞 岩松了
作曲 長谷川きよし

涙を流そうとしたけれど
悲しいことを思い出そうとしたけれど
浮かんでくるのは 楽しい思い出ばかり
誰にも知られずに あなたを愛した
拾えない過去は 拾えないわたし

あの道 あの空 あの命
欲望は影のように 壁のように
約束を守り続ける だから
呼び続けたのだ 裏切りの時を

間奏

あの道 あの空 あの命
欲望は影のように 壁のように
約束を守り続ける だから
呼び続けたのだ 裏切りの時を

涙を流そうとしたけれど
悲しいことを思い出そうとしたけれど
浮かんでくるのは 楽しい思い出ばかり
誰にも知られずに あなたを愛した
拾えない過去は 拾えないわたし

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