ガラスへの一撃、室内侵入まで10秒 窃盗犯の手口を実演

住宅への侵入盗被害が全国ワーストの愛知県だが、住民の意識はそれほど高くない。西枇杷島署は、犯人の手口を再現することで注意を呼びかけた。犯人役の署員が、手にしたマイナスドライバーを腰高窓のガラスにつきたてた。音がしてすぐに窓ガラスは割れた。手を伸ばした署員がクレセント錠を開け、簡単に室内に侵入した。
 最初のガラスへの一撃から、室内に入るまでわずか10秒。参加した地元の防犯協会役員らは「これだったら私でも入れるわね」とため息交じりの声をあげた。
 ただ、こうした侵入盗の対策は難しくない。署員が紹介したのは、窓枠につける補助錠だ。出かけるときに出っ張りを出しておけば、ガラスを割られて解錠されたとしても窓枠は動かない。室内に入れないので被害は最小限にとどめられる。木のつっかえ棒を置くだけで、侵入を免れた例もあるという。

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