バイデン大統領 警備見直しを指示 暗殺未遂後にトランプ氏と会話

アメリカのトランプ前大統領の暗殺未遂事件を受けて、バイデン大統領は14日、演説でトランプ氏と会話したことを明らかにし、15日に開幕する共和党大会の警備態勢を見直すよう指示したと述べました。

トランプ前大統領は13日、演説中に銃撃され右耳を負傷し、容疑者の男は犯行直後にシークレットサービスによって射殺されました。

集会参加者の1人が亡くなり、2人が重体となっていて、FBI(連邦捜査局)は「暗殺未遂事件」として捜査を始めたことを明らかにしました。

事件を受けてバイデン大統領は14日、ホワイトハウスで演説し、トランプ氏と会話したことを明らかにしました。

アメリカ・バイデン大統領:
昨夜、ドナルド・トランプと話をした。元気に回復していることに心から感謝している。短い時間だったが、良い会話ができた。

またバイデン氏は、トランプ氏が党の正式な大統領候補として指名される15日からの共和党大会で、「すべての警備対策を見直すよう指示した」と明らかにしました。

銃撃したとみられる男はペンシルベニア在住のトーマス・クルックス容疑者(20)と特定され、クルックス容疑者は共和党員として有権者登録していた一方で、地元メディアによると、過去には民主党に近い組織にも寄付していて、捜査当局が動機などを調べています。

FNNプライムオンライン
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