8年前、東京の表参道の宝石店で1億円相当の貴金属が奪われた事件をめぐり、イギリスの裁判所は国際手配されたイギリス国籍の男の日本への引き渡しを認めないとする判決を言い渡しました。
この事件は2015年11月、渋谷区の「表参道ヒルズ」に入る宝石店「ハリー・ウィンストン」でダイヤの指輪など1億600万円相当の貴金属が奪われたものです。
警視庁はイギリス国籍の男3人について、強盗傷害などの疑いで逮捕状を取り国際手配していました。
その後、3人はそろぞれ別の件でイギリスで拘束されましたが、日本はイギリスとの間で犯罪人引渡し条約を結んでいないため、日本政府は身柄の引き渡しを求めていました。
ロンドンの裁判所は11日、3人のうちの1人、ジョー・チャペル容疑者(37)について、引き渡しを認めないとする判決を言い渡しました。
判決で裁判所は「日本政府のチャペル容疑者への人権の保証は不十分だ」と指摘。その上で、「日本へ引き渡された場合、チャペル容疑者の人権が侵害されるおそれがある」などとして、日本側の求めを退けました。
チャペル容疑者以外の2人の容疑者についても来月以降、審理が行われる予定です。
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