自民党を離党した河井克行前法務大臣と妻の案里参議院議員が去年の参議院選挙で地元の県議らを買収した疑いが強まったとして、検察当局は18日にも2人を逮捕する見通しです。
(社会部・井口理央記者報告)
前の法務大臣とその妻による買収疑惑は重大な局面を迎えようとしています。河井前法務大臣と妻の案里議員は、去年7月の参議院選挙を巡って票の取りまとめなどを依頼する趣旨で地元の広島の県議や市議らに現金を渡した疑いが持たれています。検察当局は2人に出頭を要請していて、今月18日にも逮捕する見通しです。関係者によりますと、河井夫妻の広島市内の自宅からは地元議員や後援会幹部など約100人の名前と総額で2000万円以上を配ることが記載された2種類のリストが押収されていました。リストに名前のあった地元議員らの多くが検察当局の事情聴取に対し、現金の受け取りを認めたということです。
広島の地元議員:「(去年)4月9日、(自分の)出陣式が済んだ時、河井(克行)さんが(事務所関係者の)ポケットに突っ込んで帰った。封筒入っとったら金だろう、それは。案里、応援してくれって頼んでるだろう、それは」
一方、河井夫妻は検察当局のこれまでの任意の事情聴取に対し、買収行為を否定しているということです。現金配布の大半は河井前法務大臣が行っていたとみられ、検察当局は案里議員の当選のために河井前法務大臣が買収行為を主導したとみて実態解明を進めるものとみられます。
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