県発注工事を巡り県職員と建設業者の男が逮捕・起訴された官製談合事件に関連して、11日、新たに胎内市の建設業者役員の男ら3人が逮捕されました。
警察によりますとそれぞれ胎内市の小野組・延本建設・西奈美組の役員の男ら3人は、すでに逮捕・起訴された県新発田地域振興局の前の農村整備部長と、新発田市の建設会社・岩村組の顧問の男らと共謀。今年8月に実施された県発注の胎内市での土木工事の入札で予定価格を事前にやり取りして2070万円で西奈美組に落札させた疑いが持たれています。
役員の男が逮捕された小野組は、本人から9日に辞任の申し出があり受理していて、「警察の捜査に協力しながら社内の把握に努める」とコメントを発表しました。
これまでの取材で9月に発覚した官製談合事件では、岩村組の顧問の男が談合の仕切り役となっていたとみられていて、常習的だった可能性があったことがわかっていました。
関係者によりますと県警は、11日朝から容疑者らに任意同行を求めて話を聞いていました。
県新発田地域振興局の前の農村整備部長の男も再逮捕されていて、花角知事は「誠に遺憾。県民の皆様の信頼回復に向け必要な対策を講じていく」とコメントしています。
2023年10月12日放送時点の情報です。
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