AKB48横山由依、初ソロ公演でCHEMISTRYと夢の共演 「幸せ」と喜び爆発

AKB48グループ総監督の横山由依(25)が17日、TOKYO DOME CITY HALLで自身初のソロコンサート『実物大の希望』を開催した。横山が歌手を志すきっかけとなったCHEMISTRYが駆けつけ、夢のソロ歌手への第一歩を祝福。3人で「PIECES OF A DREAM」を歌い、美しいハーモニーを響かせた。

 オープニングは自身のソロ曲「月と水鏡」からスタート。作曲者の石井健太郎氏のピアノ伴奏でしっとりとバラードを歌い上げ、「どうですか? ド肝を抜かれましたか? “ワ~”っていう曲がくると思いました?」といたずらっぽい笑顔。「8年2ヶ月と3日前、AKB48に入る前から歌手になりたいと思っていました。口にできなかった時期もありましたが、この2年くらい、歌える女優さんになりたいと言ってきたら、皆さんのおかげでこうしてソロコンサートができました」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

 自身のこれまでを振り返る映像をはさみながら楽曲を披露していった横山は、影響を受けたアーティストのコーナーではSPEEDの今井絵理子のソロ曲「冷たくしないで」に続き、前総監督高橋みなみの代表曲「愛しさのアクセル」をたかみなそっくりさんとともに披露。続けて、「PIECES OF A DREAM」を歌い始めると、サビの直前でCHEMISTRYの堂珍嘉邦と川畑要が登場し、会場は驚きと喜びに包まれた。

 横山は今から15年前、小学生のときに大阪城ホールでCHEMISTRYのコンサートを観たことがきっかけで歌手を志した。堂珍と川畑に挟まれ、満面の笑みで歌い終えた横山は、「私が今ここにいるのはお二人のおかげです」と感謝。「夢のきっかけを作ってくださって、夢をかなえてくださったCHEMISTRYのお二人でした~」と送り出した。

 ファンから「おめでとう!」と祝福のコールが送られるなか、横山は「びっくりした? ご一緒させていただくとなったとき信じられなくて。今、CHEMISTRYファンの中で一番幸せな瞬間を過ごさせていただきました」と喜びを爆発させていた。

 このほか、自身が所属する4人組ユニット・Not yetの楽曲を披露するコーナーでは、AKB48の後輩メンバーの谷口めぐ(19)、川本紗矢(19)、田口愛佳(14)が登場し、「ペラペラペラオ」「西瓜BABY」「波乗りかき氷」「週末Not yet」を汗だくでパフォーマンス。さらに、ボイスパーカッションにチャレンジし、アカペラグループ・INSPiとコラボで「夕陽を見ているか?」を披露した。INSPiは「大成功じゃない?」と褒めたものの、「最初、笑いが起きたんですけど…」と苦笑いしていた。

 アンコールでは母親からの手紙を川本が代読するサプライズで、あふれる涙を何度もぬぐった。照れ笑いした横山は「AKB48に入れていただけてすごく幸せですし、これからもいろんなことがあると思うんですけど、失敗を恐れず、果敢にチャレンジして生きていきたい。至らない姿をお見せすることもたくさんあると思うんですが、歌える女優さんになるという夢をかなえたい」と決意を新たに。「たくさんのことにチャレンジしていけたら」と誓った横山はその第1弾として、自身の笛、ピアノ、ギター演奏の音源で「365日の紙飛行機」を歌いあげ、感無量の表情を浮かべていた。

■『横山由依ソロコンサート~実物大の希望~』セットリスト
Overture
01. 月と水鏡
02. 右肩
03. 光と影の日々
04. クロス
05. 長い光
06. RESET
07. Everyday、カチューシャ
08. May
09. 太宰治を読んだか?
10. 冷たくしないで
11. 愛しさのアクセル
12. PIECES OF A DREAM
13. ペラペラペラオ
14. 西瓜BABY
15. 波乗りかき氷
16. 週末Not yet
17. ボイスパーカッション
18. 夕陽を見ているか?
19. 見えない空はいつでも青い
20. 重力シンパシー
21. 背中から抱きしめて
22. Bird
23. 未来の扉
24. 出逢いの続き
【アンコール】
25. ALIVE
26. 最終ベルが鳴る
27. 転がる石になれ
28. 365日の紙飛行機

オリコン

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