衆議院東京15区の補欠選挙をめぐり、「つばさの党」の代表ら3人が他の候補者の街頭演説を妨害した疑いで警視庁に逮捕された。
家宅捜索から4日後の逮捕というスピード捜査の背景には、6月に本格化する東京都知事選では、同じような妨害行為を許さないという警視庁の意志があると言える。
17日午前に逮捕された「つばさの党」の代表の黒川敦彦容疑者(45)と幹事長の根本良輔容疑者(29)、運動員の杉田勇人(はやと)容疑者(39)の3人は4月16日、衆議院東京15区の補欠選挙で、他の候補者の演説している近くで電話ボックスの上に上って大音量で演説し、他の候補者の演説を妨害した公職選挙法違反の疑いがもたれている。
つばさの党を巡っては5月13日に警視庁は自宅などの3カ所に家宅捜索を行っていたが、その後、つばさの党側は警視庁本部などに抗議の街宣活動を行っていた。
代表の黒川敦彦容疑者は13日の取材で、逮捕されたらどうするか問われると、「それは法的に戦います。表現の自由を守る行為ってそういうことだと思う」「我々は最後まで戦います」と話していた。
黒川容疑者らについては選挙期間中、他の候補の選挙カーを執拗に車で追跡し通行を妨害した疑いでも立件が検討されていて、警視庁は特別捜査本部を設置し、全容解明を進めている。
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