円安に歯止めをかけるため、政府と日銀が行った為替介入により22日、円相場は5円以上円高方向に戻されました。しかし、再び円安に戻る懸念もあります。
22日、政府と日本銀行は24年ぶりのドル売り円買いの為替介入を実施しました。直前の為替相場は日銀が低金利政策の維持を決定したことを受け、1ドル=146円目前まで近づいていましたが、為替介入後は円高方向に動き一時は140円台をつけました。現在は、142円台で推移しています。
アメリカの財務省は協調介入は否定したものの、日本単独での介入については「理解している」として事実上容認しました。こうしたことを受けて、市場関係者からは“今後、146円目前が心理的なストッパーとなる”と、介入の一定の効果を認める声も出ています。
しかし依然、利上げを行う海外と低金利の日本の金利差から円安が続く見通しは変わらず、物価高が日本経済に及ぼす影響への対策が必要となります。
(2022年9月23日放送「ストレイトニュース」より)
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