走行中の電車で口論し殴り合いに 非常停止ボタン押し…混乱

走行中の電車内で怒号を飛ばしていたのは2人の乗客。
小競り合いは非常停止ボタンが押される事態へと発展。

この映像は、JR上野駅が一時騒然となった緊迫の一部始終をとらえたもの。

撮影されたのは4月5日午後3時ごろ、JR上野東京ラインの車内で、青い服を着た高齢の男と緑色の服を着た若い男が口論を始めた。

緑服の男「クソじじい!」
青服の男「触るなよ! 触るな!」
緑服の男「駅員のところ行こう!」

2人の間で始まった口論は殴り合いに発展。
すぐ横にいる女性やほかの乗客など、お構いなし。
小さな子どもがおびえた様子で母親に抱き着いているのもわかる。

殴り合いはさらにエスカレート。
電車が上野駅で止まると、ホームに舞台を移す。

緑服の男「このやろう! お前来いよ! クソじじい!」
青服の男「泥棒ー!」
緑服の男「お前このやろう! 殴りやがったな!」

若いほうの男が押したのは、非常停止ボタン。

別の男性が止めに入り、ようやくけんかは収まったものの、ホームにけたたましい警報が鳴り響き、現場は騒然となる。

すぐに駅員が駆けつけたが、青い服の男は逃げたあとだったという。

騒ぎのきっかけは何だったのだろうか。

目撃者によると、緑色の服の男が隣の車両に移ろうとしたところ、連結部分に立っていた青い服の男が、相手に向かって足を突き出し、転ばせようとしていたという。

非常停止ボタンが押された影響で、上野駅では上野東京ラインに最大2分の遅れ、そのほかの路線にも若干の遅れが発生したという。

その後、非常停止ボタンを押した男は警察に事情を聴かれ、年配の青い服の男の行方はわかっていないという。

FNNプライムオンライン
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