防犯カメラ“飛ばし見”で当初暴行を把握できず…千葉県松戸市の保育所「決してあってはならない」と謝罪【news23】|TBS NEWS DIG

千葉県松戸市の保育所で保育士が園児の頭を叩くなどの問題があり、保育所側が会見を行いました。「決してあってはならない」と謝罪の言葉を口にしましたが、保育所側が施設内の防犯カメラを“飛ばし見”したため、当初暴行を把握できなかったことが新たに発覚しました。保育施設での問題はなぜ相次ぐのでしょうか?

保育士による園児への暴行などが発覚した千葉県松戸市の保育所「コモレビ・ナーサリー」。保護者に対し、20日夜、説明会を開きました。

同席した松戸市の担当者
「主観になるが納得していない方(保護者)が大半」

2時間以上の説明会が終わった後、保育所側が取材に応じました。

コモレビ・ナーサリー 運営法人
「お子様を預かる保育園として決してあってはならない行為であり、保護者様には本当に申し訳ありません」

19日に明らかになった保育士による園児への暴行問題。

保護者
「日頃そういうことがあったんだなというのはちょっとびっくりした。信じて預けていたのでちょっと不安な部分はありますけど」

松戸市の調査では、今年10月、女性保育士3人が園児6人に暴行などを行ったことが分かっています。保育士は園児が給食を食べている時に頭を叩いたり、園児が昼寝をしている時に足でどかしたりするなどしていました。園児の頭を叩いた保育士は市の調査に対し…

女性保育士
「食事中に園児がうとうとしていたので起きてほしいと思い手で頭を押してしまった」

市は「この保育士が暴行したという認識がなかった」とみています。また保育所の運営法人は当初、「不適切な保育はない」などと市に報告していましたが、市が防犯カメラを調べたところ暴行などが確認されたといいます。こうした経緯に保育所側は…

コモレビ・ナーサリー 運営法人
「基本的にはそういうことはないだろうという前提で(防犯カメラを)飛ばし見ということでした。その中ではそういうことが確認が出来なかった。今となっては間違いだったと深く反省しています」

保育所側は防犯カメラを飛ばし見で確認したため、当初、暴行を把握できなかったとしています。

各地の保育施設でなぜ問題が相次いで起きるのか。保育学の専門家は…

大阪教育大学(保育学専門) 小崎恭弘教授
「保育者は一般の人より何倍も高い倫理観、人権意識が必要。そこを十分に理解しないまま業務に関わっている、あるいはそれを許している施設の雰囲気とか文化があるのであればそこは大きな問題」

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