北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の妹・与正(ヨジョン)氏が談話を出し、韓国との窓口となっている南北共同連絡事務所の破壊を予告した。
朝鮮労働党第1副部長の与正氏は、13日夜発表した談話で、北朝鮮の開城(ケソン)にある南北共同連絡事務所について、「跡形もなく崩れる悲惨な光景を見ることになるだろう」と述べ、破壊を予告した。
5月、韓国の脱北者団体が金委員長を批判するビラをまいたことへの報復措置だとしていて、「韓国と決別するときが来たようだ」と強く反発している。
与正氏は、さらに「次の行動の行使権は軍隊に渡す」とも述べ、何らかの軍事的措置を取ることを示唆した。
新型コロナウイルスの影響で経済的に苦しい北朝鮮が、韓国側の支援を引き出すため、圧力をかけているとの見方もある。
(2020/06/14)
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