メキシコ“麻薬王”逮捕の一方、拘束作戦の軍ヘリ墜落で14人死亡(2022年7月16日)

 アメリカの麻薬取締官の殺害に関与するなどして、約28億円の懸賞金がかかっていたメキシコの麻薬密売組織の元トップが逮捕されました。

 ロイター通信などによりますと、メキシコ軍は15日、中南米で最大級の麻薬密売組織を設立した一人であるラファエル・カロ・キンテロ容疑者を逮捕しました。

 北西部のシナロア州で木の茂みに隠れていたところを捜索犬が見つけたということです。

 カロ・キンテロ容疑者は1985年にアメリカの麻薬取締官を誘拐して殺害した罪で懲役40年が言い渡され、服役していましたが、2013年に控訴審で判決が覆されて釈放されていました。

 その後、メキシコ最高裁は釈放を覆しましたが、カロ・キンテロ容疑者は行方をくらましていました。

 アメリカ政府は拘束の懸賞金に麻薬密売人としては最高額の2000万ドル、日本円で約28億円をかけていました。

 一方、拘束作戦に関わっていたメキシコ海軍のヘリコプターが墜落し、乗っていた15人のうち14人が死亡しました。

 海軍は墜落の原因について捜査中としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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