和歌山県串本町で、民間ロケット発射場から国内初のロケット打ち上げが行われましたが、直後に爆発し、失敗に終わりました。現地から中継です。
【記者リポート】「午前11時すぎ、奥に見えます山の向こう側からロケットが打ち上がりましたが、直後に爆発し、奥からはもくもくと煙が上がっています。私は、ロケットの発射場から2キロほど離れた見学場にいましたが、ゴーという地鳴りのような音のあと、パンという爆竹のような音がし、煙が上がりました。ロケットの姿は見えなかったため、観客は騒然としました」
13日午前11時すぎ、串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から、全長18メートルの小型ロケット「カイロス」が打ち上げられましたが、発射直後に爆発しました。
民間の発射場からの打ち上げは日本で初めてで、搭載している政府の小型衛星の軌道投入に成功すれば、民間単独ではこちらも国内で初めてでした。
「カイロス」は当初、3月9日に打ち上げが予定されていましたが、安全確保のための警戒海域に船舶が残っていたため延期されていました。
地元の消防によると、消火活動にあたっているということですが、現段階でけが人などの情報は入っていないということです。
また現段階でロケット爆発の原因などは明らかにされていませんが、スペースワン社はさきほど「打ち上げを実施したものの、飛行中断措置が行われた」と発表しました。現在詳細について確認中だということです。
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