株価 連日の4万円超!不動産価格が「10倍」バブルに沸く観光地【スーパーJチャンネル】(2024年3月5日)

 5日も日経平均株価が終値で4万円を超えました。その株高を支えている一つがインバウンド需要です。リゾート地では不動産価格がなんと10倍に跳ね上がっていました。

■インバウンド需要に沸く「白馬」

 きめの細かいサシが入った黒毛和牛と地元産ポークのコース、6600円。奮発したディナーというわけではないようです。

シンガポールから来た夫婦
「合理的な価格だよ」
「シンガポールだと2倍はするわ」

 ここは信州・長野県の山あいに位置する人口およそ9000人の白馬村。

 日経平均株価の終値が2日連続で4万円を超えたなか…。白馬村はインバウンドで空前の好景気に沸いていました。観光客がこの村に訪れた理由。それは…。

オーストラリアから来た観光客
「ここの雪質は柔らかくて世界一です」

 ジャパウとも称されるサラサラの雪質に子どもたちも大はしゃぎ。

中国から来た観光客
「数カ月前はニセコに行きました。ニセコはもっと商業的。1つの山にたくさんの遊び場があります。白馬は多様なスタイルのスキー場。宿泊料金(4日間)は1人あたり10万円。10人全員で100万円くらいです」

■外国人客「99%」のレストラン

 この特需に受け入れる側も笑いが止まりません。

スキー用品店スタッフ
「(客数が)去年と比べると約180%。実際、来る客が多いのでこの数年間と比べ、盛り上がっている」

 スキー場の運営会社は。

白馬八方尾根スキー場 西沢勇人営業部長
「中・上級者向けのスキー場なのでスキーヤーが非常に多いが、ノースキーヤーも増えている。白馬エリアは景色が良くて絶景ポイントがたくさんある。ハイグレードなレストランはどんどん必要になってくると思うが、リーズナブルなメニューもしっかり用意して、すべての客に対応できるよう受け入れ態勢を整えていきたい」

 東京・中目黒の人気店がおよそ2年前、冬季限定でオープンさせたレストラン。

香港から来た観光客
「(Q.しゃぶしゃぶの味は?)OK、OK」

 多い時で一日120組ほどが来店するといいますが…。

マークマツオカグリル白馬 中野渡一真マネージャー
「(客は)9割9分、海外のお客様。2~3日に1回、日本人の客が来るイメージ」
「(Q.アルバイトスタッフは?)白馬は相場が(時給)1200円ほどと思う。英語を話せたり、接客経験豊富な人だとプラス200~300円くらい」

■不動産価格10倍 バブルに沸く白馬

不動産価格も上昇しています。

マイプラン・エス・テイ・コーポレーション 担当者
「こちらがペンションの一室です。スキー場まで徒歩5分、好立地な物件」

 こちらはペンションとして利用されている物件です。1億5000万円で売り出されています。

マイプラン・エス・テイ・コーポレーション 担当者
「去年の今ごろは1億円前後。今年は1億5000万円。海外の人が別荘として使用するのも良いのでは」

 この物件を取り扱っているのは、実は東京の不動産会社。白馬エリアを中心に現在10件近くを販売しています。白馬に商機を見いだし、参入しました。

マイプラン・エス・テイ・コーポレーション 担当者
「数百万円の物件を10年以上前に購入して、去年の売買で1億円近くになった」

 実際、白馬村の商業地域の地価は去年7月までの1年間で、およそ30%上昇。不動産会社は白馬村にはまだ伸びしろがあると期待を寄せます。

マイプラン・エス・テイ・コーポレーション 担当者
「もうバブル始まっている。ニセコから流れている客もいる。これからかなり伸びしろがある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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