“ウラ金事件”渦中の確定申告…「納税は議員が判断」財務大臣 政倫審は来週開催へ【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年2月23日)

 国会で連日、“政治とカネ”の議論が続いています。22日に鈴木俊一財務大臣は未記載の裏金について納税を行うかは議員が判断すべきという認識を示しました。

■立憲「脱税議員見つけて」…国税庁に調査求める

 立憲民主党の大西健介衆院議員は22日、国会で1枚のポスターを示して質問しました。

大西議員
「これポスターをパネルに貼り付けたものですけども『脱税は、犯罪。脱税者は、見つかる。査察官は、見つける。』と書いてある」

 これは、国税庁が作成したポスター。大西議員は自民党の裏金の中には課税対象になるものがあるのではないかとして国税庁に調査するよう求めました。

大西議員
「国税庁は裏金議員の中の脱税者を見つけて下さい。国民は国税庁に期待していると思います」

国税庁 星屋和彦次長
「政治家個人に帰属する政治資金につきましても適正な申告が行われていないということで、課税上問題があると認められる場合には税務調査をいたしまして、適正公平な課税の実現に努める」

大西議員
「鈴木大臣、このポスターがまさに今、確定申告で税務署に行くと張ってあるわけですよ。『まず調査してよ』『じゃないと真面目に納税するのが馬鹿らしいよ』と思うのは私当然じゃないかと思いますけれども大臣いかがでしょうか」

鈴木俊一財務大臣
「いま確定申告の時期でありまして、今回の政治とカネの問題で国民の皆さんが大変怒って厳しい目を向けておられるということは、私もしっかりと感じているところであります」

 裏金を受け取った議員個人の判断で追加納税をする可能性についても質問が及びました。

大西議員
「自民党議員の中にも、もういっそのこと納税してしまいたいと、その方がはっきりするというふうに思っておられる方が、そういう発言もされている方もいると思うが、もう追加納税というのはこれ選択肢としてありえないんですか」

鈴木大臣
「自らが使い残しがある雑所得で、控除で引き切れない部分があるという判断の中で、納税をするという方がもちろん可能性としてはあると思います。それは疑義が持たれた政治家が政治責任を果たす、そういう観点から判断されるべきものであると思う」

 鈴木大臣は、「議員の判断で追加納税する可能性はある」と述べました。

■政倫審は来週開催へ…焦点は公開or非公開

 政治倫理審査会の開催を巡っても与野党の攻防が続いています。

 政倫審は、28日と29日の2日間開催する方向で調整が進んでいて、安倍派から座長を務めた塩谷氏のほか事務総長経験者3人、二階派からは事務総長だった武田氏と合わせて5人が出席を申し出ています。

 焦点は公開されるのか、非公開になるのかです。

自民党政倫審筆頭幹事 丹羽秀樹衆院議員
「5人とも『原則非公開をお願いしたい』と聞いている。それでは許されないこともあるので(与野党の)筆頭間で調整している」

立憲民主党 泉健太代表
「出席は衆議院でいうと51人中たった5人。しかも全部非公開でやってくれということで、逃げも隠れもするというのが自民党の姿勢だということが明らかになった」

岸田文雄総理大臣
「(Q.非公開で5人の出席で国民が納得する?)これは国会でお決めいただくことであります。今まさに調整を続けている最中でありますので私の立場からは直接触れることは控えます」

(「グッド!モーニング」2024年2月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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