FNNのカメラが2023年6月にとらえた派手な半袖シャツに眼鏡をかけた男と、長い黒髪の女。
4歳の娘に大量の向精神薬などを与え、中毒死させた疑いが持たれている両親の姿。
この2人が14日に逮捕され、事態は大きく動いた。
殺人の疑いで逮捕されたのは、東京・浅草でホテルなどを経営する細谷健一容疑者(43)と妻の細谷志保容疑者(37)。
2人は2023年3月、東京・台東区の自宅マンションで4歳の次女・美輝ちゃんに何らかの方法で向精神薬などを大量に与え、殺害した疑いが持たれている。
健一容疑者から「娘が息をしていない」と119番通報があったのは、2023年3月13日午前9時ごろのことだった。
通報を受け救急隊が駆けつけると、美輝ちゃんは上半身裸でおむつ姿。
あおむけの状態で倒れていた。
美輝ちゃんはその後、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
司法解剖の結果、美輝ちゃんの体内からは統合失調症の治療薬「オランザピン」や、車の冷却などに使われる不凍液「エチレングリコール」の成分が検出された。
死因は中毒死だった。
調べに対し、健一容疑者は「関与していません」と容疑を否認。
妻の志保容疑者は、黙秘しているという。
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