金色のメダルをかじるようなしぐさで、誇らしげな表情を浮かべる少年。
静岡・湖西市の浜名湖畔で、他殺体で見つかった男子高校生斉藤宇川さん(17)。
斉藤さんのSNSには「このチームで全国いく! 全力で勝つぞ」との書き込みがあった。
中学生当時は全国大会出場を目指し、バレーボールに打ち込んでいた斉藤さん。
仲間たちからも慕われる存在だった。
斉藤宇川さんの後輩「フレンドリーで結構後輩とも仲良くしてくれたりしたので。バレーの時にミスして落ち込んでいる時に励ましてくれるとか、周りを見て声かけてくれたりします」、「(Q. ヤンチャな感じは?)(ヤンチャ)じゃないと思います。優しくて誰とでも仲良くするいい人だと思います」
誰とでも仲良くしていたという斉藤さん。
同級生らの間では、悲しみが広がっているという。
中学の同級生「友達がいっぱいいる。みんなの中心みたいな感じの子でした。ほんとに信じられなくて。なんで亡くなっちゃったんだろうみたいな感じでした。ほんとにパニックみたいな感じになってる子もいたし、泣いちゃって連絡くれた子もいました」
同級生らによると、高校入学後、キックボクシングやアルバイトに精力的に取り組んでいたという。
なぜ、そんな斉藤さんが事件に巻き込まれてしまったのか。
2月4日午後7時ごろ、家族に「遊びに行く」と伝え、袋井市の自宅を出た斉藤さん。
翌5日未明には、浜松市内の友人宅にいたことが確認されているが、その後、行方不明に。
家族は警察に行方不明者届を出したが、9日、自宅から30km以上離れた浜名湖で遺体で見つかった。
その死因は溺死。
しかし、顔など複数箇所に殴られたようなあざがあったという。
人の通りが少ない遺体発見現場周辺。
FNNの取材でこんな気になる証言も。
近隣住民「この前の今、現場捜査やってる。あのへんから(言い争う声が)聞こえた。えらい騒がしいなと思って。このへん静かなところだから。なんか言い争ってるなと思って、今から1週間前ぐらいだから、ちょうど警察が捜索し始めるその日ぐらいです」
警察は100人態勢で捜査を進めている。
FNNプライムオンライン
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