“山岡家フタなめ”迷惑動画投稿…限定的コミュニティ内でも罪に?専門家ズバリ指摘

北海道釧路市のラーメン店で水の容器のフタをなめるような動画が拡散した問題で、動画を撮影しSNSに投稿した16歳の少年が逮捕されました。

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https://news.ntv.co.jp/n/stv/category/society/stab00d9c2f06f4a6d9ab8509690719749

弁護士は、限定的なコミュニティ内での投稿であっても罪に問われる可能性を指摘します。

(動画)「おまえ酔っぱらってるって」

容器のフタを手に取りなめるようなしぐさをしているのは、威力業務妨害の疑いで逮捕された外川涼翔容疑者です。

(動画)「だまれ」「塩分過多で死ね」「お前がな」

そして警察は2024年2月6日、この動画を撮影した16歳の少年についても威力業務妨害の疑いで逮捕しました。

少年は2024年1月4日、釧路市の「ラーメン山岡家釧路町店」で、外川容疑者が水の容器のフタをなめるような動作をしている様子を携帯電話で撮影し、その動画をSNSのインスタグラムに投稿して拡散させたことで、店の営業を妨害した疑いが持たれています。

店では全ての席の水の容器と調味料の容器を交換・消毒する対応に追われました。

(武田記者)「16歳の少年は逮捕前の取材に対し、撮影した動画をフォロワーだけが見られるSNSに投稿したと話していました」

逮捕前、少年は「動画は自身をフォローしている人だけが見られるSNSにその場で投稿した」などとSTVの取材に応じていました。

それではいったいなぜ、動画は拡散され炎上したのかー

(外川容疑者の知人)「フタを落としてしまって、息を吹きかけただけでフタはなめていないと言っていた。(知人のみが見られる)インスタグラムにのせてアイフォンで“画面録画”をして、それを別のSNSに上げて炎上した」

迷惑行為の実行犯だけではなく、動画の撮影者までも逮捕された今回の事件。

元検事の中村弁護士がポイントとして挙げたのは「拡散」でした。

(シティ総合法律事務所 中村浩士弁護士)「迷惑行為の実行者だけでなく、ポイントは拡散させると、それで店が無駄な業務を強いられるように意思を抑圧されると、それが威力業務妨害に該当する」

また、限定的なコミュニティ内での投稿であったとしても罪に問われる可能性を指摘します。

(シティ総合法律事務所 中村浩士弁護士)「アカウント内の人数が少数だったとしても、そのうちの誰かが拡散する可能性がある。「伝播可能性」といいますが、よりほかに拡大する可能性があるということは、威力業務妨害に該当する可能性がある。動画の拡散行為のおそろしさを若い皆さんに認識してもらう必要がある」

少年は逮捕前、STVに対して「知人からSNSで炎上していると知らされた」「類似の事件を知っていたのでまずいと思った」などと、SNSに対する認識の甘さを語っていました。

少年は容疑を認めていて、警察の調べに対しては「SNSにアップしたが、なぜ撮影したか、なぜアップしたかは覚えていない」と供述しているということです。

警察は事件の経緯を詳しく調べています。(2024年2月6日放送)

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