米大統領選指名争いでトランプ氏“初戦圧勝” 大統領選再選に現実味 もしトランプ氏が返り咲いたら世界は?【news23】|TBS NEWS DIG

今年秋のアメリカ大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選び、初戦で圧勝したのはトランプ前大統領でした。4つの刑事裁判を抱える中、なぜ圧勝できたのでしょうか?もしもトランプ前大統領が再選した世界“もしトラ”について考えます。

■「これは始まりに過ぎない」 トランプ氏が初戦圧勝

1月15日(現地時間)、記録的な寒さで迎えた共和党の党員集会。アメリカ中西部・アイオワ州で行われました。

地区ごとに党員が集まり、誰が大統領候補にふさわしいか、投票で決めます。

記者
「各地の党員集会の結果を表示するスクリーンには、トランプ氏を示す赤色が広がっています」

そして勝利を確信した、この人が登場。

トランプ前大統領
「これは始まりに過ぎない。本当の特別な夜は11月。アメリカを取り戻し、再び偉大にする」

トランプ氏は直前の世論調査とほぼ同じ、全体の51%の票を獲得し、圧勝しました。(フロリダ州・デサンティス知事 21.2%、ヘイリー元国連大使 19.1%)。

トランプ氏の支持者
「もちろん彼が勝つと思っていたわ。本当に嬉しいわ。変化が必要なの。今がその時だわ。彼が戻ってくる必要があるのよ」

現在、4つの刑事事件で起訴されているにもかかわらず、高い支持を得ているトランプ氏。

人気の理由について専門家は…

明海大学 小谷哲男 教授
「トランプ氏のキャラクターがやはり大きい。一般のアメリカ人が思っているようなこともズケズケと表の場で言う。それが多くのアメリカ人に受けているということがあると思います」

■バイデン大統領「彼が向こう側の有力候補であることは明らか」 トランプ氏と争ったらほぼ互角か

今回の結果を受けてバイデン大統領は、自身のSNSで…

バイデン大統領(SNSより)
「ドナルド・トランプがアイオワ州で勝利したようだ。 現時点では、彼が向こう側(共和党)の有力候補であることは明らかだ」

仮に、トランプ氏と再選を狙うバイデン大統領が争った場合、どうなるのでしょうか。

アメリカの政治情報サイト「RealClearPolitics」がまとめた世論調査の平均によると、全米での支持率は、去年(2023年)10月以降、トランプ氏が優勢。現在、バイデン大統領が44.7%に対して、トランプ氏は45.8%と、1.1%差をつけていますが、ほぼ互角となっています。
もしトランプ氏が大統領に返り咲いた場合、世界に、どのような影響が出るのでしょうか。

■「アメリカファースト」は他国どうでもいい? トランプ氏が大統領になったら…

藤森祥平キャスター:
明海大学の小谷哲男教授によると、▼2期目になると大統領権限の強化を検討するのではないかということです。アメリカの大統領が独裁者になってしまう可能性があるのではということですよね。

例えば、▼議会や司法は大統領の指示で機能させる、▼デモに対しては警察ではなく、軍を使って鎮圧するということもあり得るかもしれない。

宮本晴代 記者:
三権分立じゃなくなってしまいますよね。怖いですね。

小川彩佳キャスター:
宮本さんは前回の大統領選も取材していましたけれども、このスキャンダルもあって裁判も抱えているというトランプ氏が再び大統領ということがあり得るのかと思ってしまう方もいらっしゃると思うんですけれども、なぜ人気が続いているんでしょう。

宮本晴代 記者:
特に地方に取材に行くと、トランプさんは本当に愛されてます。支持者が(トランプ氏を)大好きで、小谷教授が「キャラクター」ということを挙げてました。

それに加えて、二つの理由を挙げたいと思います。一つは、「アメリカ第一」です。「アメリカファースト」とよく言いますよね。裏返すと、他の国なんてどうでもいいんだ、とも言っているのと同じことなんです。

つまり、アメリカが世界の超大国でなくなってきた、だんだん没落していく、力が弱まっていくという中で、アメリカ国民もだんだん内向きになっていると、「もうウクライナの支援にそんなにお金出せないよ」「そんなに武器輸出できない」というふうになってしまっている。だからトランプ氏の掲げる「アメリカ第一」ということに、国民が拍手喝采を送るというのがあります。

もう一つは、「スキャンダルこそ追い風」です。これが強さで、トランプ氏は特に自分が大統領だった間は、例えば大手のメディアや既存の政治システムを攻撃し続けてきた。前回の大統領選で負けた後は、それに加えて陰謀論を煽って加速させてきたということになると、どんなスキャンダルが出ても、疑惑が出ても、例えば刑事事件で訴追されても、「これは私への魔女狩りなんだ」ということで、逆に追い風にしてきているということが挙げられると思います。

■81歳vs77歳 高齢化するアメリカ大統領候補の背景には

小川キャスター:
斎藤さん、トランプ氏の中核的な支持者の皆さんは、信仰とも言えるような熱狂的な支持というのを厚くしていくということなんですね。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
陰謀論もあるんですけど、こんなに裁判も抱えている状況を考えると、トランプ氏…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20240117-6133369)

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