横田めぐみさん万景峰号で帰国目指していた 拉致被害者・蓮池薫さんが証言 遺骨探す“偽装工作”も

北朝鮮に拉致され、その後帰国を果たした蓮池薫さんが、FNNのインタビューに応じ、同じ拉致被害者の横田めぐみさんが2度にわたって帰国を試み、貨客船の万景峰号に乗ろうとしていたことを初めて明かした。

拉致被害者・蓮池薫さん(66):
(めぐみさんが)帰りたいなっていう思いから、フラッと出る。市内でちょっと行ったところを捕まる。で、どこ行くのって言ったら、いや船に乗ろうと思ってと。

蓮池さんは、拉致被害者の横田めぐみさんが、北朝鮮で1990年頃と94年頃の2度、住まわされていた招待所を抜け出していて、2度目は、新潟と繋ぐ貨客船の万景峰号で、日本に帰ろうとしていたと明らかにした。

めぐみさんは北朝鮮の幹部に帰国したい気持ちを吐露することもあったという。

拉致被害者・蓮池薫さん(66):
(めぐみさんは酔うと)そういう話を言うわけですよ。幹部としては面白くはないと思うんでしょうね

蓮池さんら5人は、2002年に北朝鮮に戻ることを前提とした「一時帰国」として帰国を果たしたが、めぐみさんはこうしたことが理由で、メンバーに選ばれなかった可能性が高いと指摘した。

また北朝鮮は、2002年の日朝首脳会談で「めぐみさんは死亡した」と発表したが、直前に工作員が、遺骨を探すふりをする偽装工作を行っていたという。

拉致被害者・蓮池薫さん(66):
彼(北朝鮮の工作員)が私に、突然ですよ。それまで何も言ってなかったのに、遺骨探しに行くと。実はめぐみさんの、みたいな。え?めぐみさん死んだんですか?うーんみたいなことを言いながら

蓮池さんは、「期限を示して北朝鮮に圧力をかけないと意味がない」と、日本政府に早期解決を改めて求めた。

FNNプライムオンライン
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