アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は物価高を抑えるために政策金利の引き上げを再開しました。金利は22年ぶりの高い水準です。
アメリカのFRBは26日、政策金利の上限を0.25%引き上げ、年5.5%とすることを決めました。これで、FRBが物価高を抑えるため去年から引き上げてきた政策金利は実に22年ぶりの高い水準に達しました。
パウエル議長は先月、年内にあと2回、利上げする可能性を示唆していましたが、先月の消費者物価の伸び率が3.0%と2年3か月ぶりの低さになるなど物価上昇の勢いには落ち着きもみられます。
そのため市場では、利上げは今回の1回で「打ち止め」になるとの見方もありましたが、パウエル議長は今後の政策の方向性を示す発言を避けました。
FRB パウエル議長
「経済指標によって、次回9月の会合で再度利上げする可能性もあるし、政策金利を据え置く可能性もある」
一方で、パウエル議長は「最近のアメリカ経済は堅調で、FRBのスタッフはもはや景気後退を予測していない」と楽観的な見方も示しました。
ただ、パウエル議長が率いるFRBはたびたび景気やインフレの先行きを見誤ってきています。景気を冷やす高い金利の中で景気後退を避けられるのか、なお予断を許さないと言わざるを得ません。
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