2022年1月21日(金)~2月10日(木)角川シネマ有楽町で上映。ほか随時全国上映。
鬼才、ルイス・ブニュエル。1900年にスペインで生まれ、28歳のと
きにサルバドール・ダリとともにシュルレアリスムの金字塔『アン
ダルシアの犬』(28)を共同監督。カトリック主義者や極右の激し
い攻撃にさらされた初の長編映画『黄金時代』(30)以降、何度も上
映禁止処分の憂き目に遭うなどセンセーショナルな話題を振りまきな
がらも国際映画祭で数々の賞に輝き、メキシコ、フランスと活動の場
を移して傑作・問題作を発表し続けました。今回上映されるのは、ブ
ニュエルのキャリアの中でも最も充実していたフランス時代の作品群
。『小間使の日記』『昼顔』『哀しみのトリスターナ』『ブルジョワ
ジーの秘かな愉しみ』『自由の幻想』『欲望のあいまいな対象』の全6
作で、そのいずれもが代表作と言えるものばかり。しかも『昼顔』は
4Kデジタルリマスター、その他の作品もデジタル・リマスターが施
されており、全作デジタルリマスター版での特集は初めての試みとな
ります。既成概念をぶち壊す過激なユーモアと濃密なエロチシズムに
彩られた男と女の不条理極まりない関係。この摩訶不思議なブニュエ
ルの世界にぜひ触れて下さい。
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